僕の住む街の市役所には三つの庁舎があります 新しい方から東庁舎(2012)、南庁舎(1999)、西庁舎(1971)
僕が障害者手帳を申請しに行った35年前は西庁舎の正面入口は階段しかなく建物の東側に仮設っぽい急なスロープがあるだけでした
車椅子ユーザーの僕からすると階段はバリア バリアを解消するためのスロープはバリアフリーとなります
ハウスメーカーなどのホームページを見ると スロープのある家のことをユニバーサルデザインと謳っていることがありますが 個人的な意見としては違和感があります
例えば 階段の上り降りができない人にはスロープは必要ですが 歩行に問題のない健常者にとっては5段の階段より10m程遠回りすることになるスロープがバリアかもしれません
では誰もが使いやすいユニバーサルな入口とは?
西庁舎となりにある東庁舎の入口は地上と同じ高さで階段もスロープも無く車椅子だけでなくベビーカー、高齢者や小さな子供など誰にでも使いやすいデザインです
最近 見ることが少なくなった気がするドアノブ
これは握力の弱い人にとってはバリア
だからなのか いつの頃からかレバータイプの物が増えてる気がします
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またドアその物もガラガラっと開け閉めする引き戸の方が使いやすくユニバーサルな入口だと思います
そして下記の画像のようなデザインが車椅子ユーザーである僕にとっての理想像な玄関
扉は引き戸で上がり框(かまち)は有りませんが床の素材を変えることで土間と室内を分けています
このデザインにユーザーが関わっているかどうかは分かりませんが ユーザーの視点が活かされていてインクルーシブなデザインといっても問題ないでしょう