コラム

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視覚に障がい わたげさんのコラム(3) 神戸三宮あたり半日散策 Part3

町の様子は震災前に比べるとずいぶん寂しげに感じて賑わいが薄く感じる。アクセサリーや小物のお店がいっぱいあって活気があったころが懐かしい。
時間は11時30分。お昼近い時間。太陽も真上近くにいる。こんな時期だし、空いてる時間に少しはやめのランチをすることにして。場所を探してると少し北に上がった西側に観光案内書を発見。ここでランチの場所などを聞いてみることにした。

案内書の方は親切なんだけど、終始指示語と地図の指差しばかり。ここ、これ、あそこの連続。方角も目印も謎。指をさしている「ここってどこ?」 「場所の名前は?」。なんとか指示語からのがれようと言葉を尽くすも伝わらない。。。
婦人会のおばさま風の案内書の人は一生懸命だけど、私たち目線とはずれてて…。なんせ私たちは指している指も地図も見えてないのだ。基点や向きさえわかればなんとか地図が描ける。こんなときは自分の指を地図に置いてもらいルートを動かしてもらうのが一番なので伝えてみるけど、聞き入れてはもらえない。恐らくそういう説明が苦手なのでしょう。どんな人も得意不得意があるからそこはあきらめて。店の名前さえわかればなんとかなると思って聞くと、まさかの店の名前はわからないとの返答。なんてこった!唯一スタバの南ににしむら珈琲があることと、その向かいにも何かあることだけは分かりました。まあ、スタバはさっき通ったからわかってただけだけど…。仕方なく観光案内所を後にして。

案内書から東に5分ほどの場所にウィーン・オーストリアの家があるとのことなので、香りのオランダ館は気になってたから前を通るだけでもと、行ってみることにした。ただ、すっごく急な坂。井坂さん、めちゃいやそう(笑)

ちょっと行って、なかったらあきらめることにして行ってみた。途中、垣根から垂れてるコイル状のツルを発見。
しなやかな毛の生えた葉っぱを触ったのも楽しかった♪何の葉っぱかなあ?

少し行くと、ありました。ウィーン&オランダ館。広そうでない二階建だけど、見学するとランチの時間も遅くなるから断念することに。でも、お茶できることがわかって、暑かったしランチは少し後にしてお茶することにして、テラスへ。テラスはウィーン・オーストリア館とオランダ館の間にあり、ずっとウィーンっぽい音楽が流れてて、ワルツの音楽もいい感じ♪。ワインもおいしそうだったけど、酔ってしまった後の自信もないので赤ぶどうジュースをチョィス。
とってもおいしかったです。ふと、さっきのツルのある葉っぱはブドウ?ブドウじゃなくてもノブドウだったら素敵!
葉っぱに三つに切れ目が入ってなかったからかなり強引だけど、野ブドウってことにしておきました♪♪。

どちらの異人館もモルタルの吹き付け塗装って教えてもらって、ちょっと意外で、素敵な鎧張りをイメージして、そんなのを勝手に期待してました…。

しばらくゆっくりして、ランチへ。案内書のおばさまの情報よりもいい感じのランチがあるのを教えてもらって、
石畳の小道の先にあるフランス料理屋さんに着いた。石畳は白杖では歩きにくいけれど、やっぱり北野は石畳でなくちゃ!!。
お店の人は盲導犬に難色ぽく少し困った様子。それでも、外のテラス席ならOKってことで、食べることに。
淡路島の玉ねぎのスープで始まったランチ。玉ねぎの甘さが口に広がります♪柔らかいお肉と鯛のパイ包み、ケーキ&コーヒー。とってもおいしくて、今の季節なら店内よりこのテラスのほうが気持ち良くて、絶対こっちで正解♪
食べ始めてすぐに強い風が吹いて葉っぱがテーブルに落ちたとき、まさかのひでさんのスープに木の実が入っておいしく食べてしまった疑惑が残りますが…(笑)みんな満足。デザートもおいしかったです。

食事を堪能していたら、乗るはずだった観光ループバスは行ってしまい、歩いて駅まで戻ることに。歩き出すと南にあるいてるはずなのに、正面から風が吹いてる。西風から南風にかわった?足元も左側がかなり下がっているように感じる。おかしいな。その後、左に曲がると右から風がきた!。足元も明らかに下り坂。
やっぱり正解!西風で合ってる♪。少し南下する。でもやっぱり右前から吹いてくる。午後になって空気が温められて海風に変わったのかも♪♪
今日は時折さあっと吹く風が心地よく、暑さを逃がしてくれるとっても素敵な風。
海風に載って潮の香りがするともっと素敵かも!
三宮の駅につくころは15時ごろになってて、すでに夕方の雰囲気がする。あと半月もすると一年で一番日が落ちるのが早い日が来る。
気温は高くても晩秋を感じられた一日でした。

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わたげさん

視覚に障がいがあるわたげです。
強度の弱視でほんのり色と光がわかるくらい。
視覚に障がいがあるからこそ見える世界を書いてまいります。

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